凡愚モン日記

オッサンの独り言ブログ。何にでも興味を持ち、一つの事に拘らない(長続きしない)薄ーく・広ーい内容が自慢のブログ!

お正月テレビ番組

 今年のお正月は自宅で過ごすこととなったが、何なんだ正月テレビ番組の体たらくぶりは!仕事柄、正月のんびり過ごすことがあまりなく、今年は久しぶりに3日間、自宅に居ることができたのだが、残念!。

 お陰で読書三昧となった。普段から殆どテレビは見ない生活になっているので、テレビ番組の状況が自分の中では10年くらい止まったままではあるが、あまりに酷いではないか。民放は以前から正月番組と言えばコタツでダラダラとタレントがたわいもない話をすることが多かったように思うが、NHKまで全然ダメになっていることに驚いた。どうしたんだテレビ業界!やることないのであれば放送休止という方法もあるではないか。少しは2014年を展望する的な番組があるのかと思ったが、全くないのである。BS放送も同様で路線バスの旅だの京都再発見だのマジか?という番組ばかりである。ネットでよく言われるテレビの時代の終わりを身をもって体感した三日間であったように思う。在京4局とNHK2、BSも同数、これだけあってトホホですな。これは非常にヤバイ状況ではないのか、テレビに関係ない自分でも危機感がある。あの関西からやたらと出てくるお笑いタレントがテレビを席捲してますな。内容は殆ど飲み屋話程度のことを延々と話しているように思えるのは私だけ?

 私のようなオヤジがまともにテレビ見るのは正月くらいなものなのに、このテレビを見ない世代は言わば新規顧客になる可能性もあるのに、まともな営業をどこもしかけない。唯一、NHKだけが大河ドラマの宣伝してただけで、何か今年の目玉番組とかないんですかね。無いんだろうな。子供の頃、確か朝日放送だったと思うがカールセーガンのコスモスを見て本気で天文学者になろう(笑)と思ったものですが、そういう番組はもう無いんでしょうかね。テレビで世界が広がった世代としてはお笑いタレントの飲み屋話と温泉紹介番組だけでは先が思いやられます。

 しかし、待てよ。これは余りにテレビに期待し過ぎなんでしょうか。飲み屋話と温泉・グルメがテレビと思えばエエんでしょうかね。もう既存民放には期待できませんな。これからは無料のテレビは負のスパイラル(皆が見ない→制作費減→品質劣化→見ない)に陥っていき、有料番組がメインになるような気がします。

 それともう一点、特にBSですが、スポンサーが健康食品オンリーでこれでは番組自体が年寄り向けにならざるを得ませんな。ここにも高齢化が大きく影響しています。つまり未来に向けて希望を持とう的な番組は少なく、やれ膝の痛みだの小じわだの念頭に置いた番組が中心のメディアになるしかないのが実態でしょう。放送自体はデジタル化・多チャンネル化とハード的・ハコもの的には立派になりましたが、肝心のコンテンツは暇な高齢者向けがメインですので、デジタルにする意味も多チャンネルも意味がありませんな。新聞に続きテレビもその使命と言うか賞味期限は切れたということなんでしょうか。このオッサンもジジィになった時、粉末青汁を水に溶きながら路線バスの旅を見ているのでしょうか?(いや、youtubeのRolling Stonesのライブ映像を大画面でガンガンかけてるジジィになってやる!)