凡愚モン日記

オッサンの独り言ブログ。何にでも興味を持ち、一つの事に拘らない(長続きしない)薄ーく・広ーい内容が自慢のブログ!

ラジオ最高!

 スマホに変えて何が変わったか、とにかく電話ではなく、ラジオとして活用している。ただ何となく今時ガラということと、会社からガラケー持たされていたこともあり、スマホにしたが、思わぬ効用というかセレンディピティと言うかラジオとして徹底的に活用している。こうなるとウォークマン(オッサンはこれ!)とかは必要なく、デバイスはスマホだけということになる。しかも、Razikoなら録音も可能。通勤時間はこれでいろいろ聴いている。

 自分でもびっくりしているのは音楽ばっかり聴くのだろうと思っていたが、何と一番聴いて面白いのはNHK第二放送毎週日曜日21:00からの「文化講演会」という番組(番組名からしてNHKらしさ満開ですが)なのである。この番組は各界の著名人がその分野について分かり易く講演するものであるが、これが何とも面白いのである。会社に勤めてもう20年を優に超えているが、仕事に関係ないことについて何ら勉強的なことをしたこともなく、本も読まず、ここまできたが、最近、これでは余りに寂しすぎる人生ではないかと思うようになった。勉強しよう!しかも学生時代と異なり、強制されるのではなく興味本位で勉強がしたくなったのである。

 先週の文化講演会は「ミトコンドリア」であった。う~ん、確かに以前学校で習ったことは覚えているが、このミトコンドリアが人間にとってどういう存在なのか、何も知らず、出張の移動の間中、熱心に聴いてしまった。

 驚いたことに、ミトコンドリアは20~16億年前に2つの単細胞生物同士が合体して真核細胞ができた時から発電というかエネルギーを発生させる機能として存在するに至ったということである。更にこのミトコンドリア内での発電では1平方cm当たり20万ボルトも発電するらしい。如何にミトコンドリアの膜が絶縁能力に優れているとは言ってもこの電圧であれば多少は放電するとになる。そうなると燃料として供給されている酸素とこの放電電子が結合して活性酸素が発生してしまうということらしい。まぁこのような話が延々1時間続く訳であるが、退屈することなく集中して聴けるのである。1時間も講師の話を集中して聴くなどということ自体、これまでの自分には想像がつかない。

 ネットラジオのお陰で、少し日常が変わってきたように感じる。しかし、このNHKラジオ番組はNHKのHP(らじるらじる)で聴けるが、この講演会のアーカイブスがどこにも無いのである。NHK文化番組という文化講演会のような番組をまとめたHPもあるが、過去の放送番組がどこにもなく、かろうじて英会話系番組がポッドキャストしているだけである。やはりNHK、固い、古い。なんとか国民共有の教養財産として活用しようとは思わんのかね。そもそも国民の受信料で制作したモンだぜ。個人的には半島のドラマ流す時点で受信料拒否しようかと思ったが、こういう地味なラジオ番組のファンになってしまい、受信料は払うこととしている。(当たり前か?)

  昨日は英語ができれば世界が広がると書いたが、英語以前に日本語でも凄まじい世界がスマホやパソコンの向こう側に存在するのだ。これを活用して人生を有意義に過ごす、やっと気付いたオッサン・・・・・。人生に遅すぎることはない。頑張るぞ。